高脂血症食事療法

高脂血症のタイプ、つまりコレステロールと中性脂肪のどちら、また合併症の有無などにより、食事療法のポイントは少し違い

ます。しかし、基本は同じですので、以下にそのポイントを示します。食事療法では、平均総コレステロール値の1割、中性脂

肪では2割程度の低下が期待できます。

通常には、総コレステロールで5%、中性脂肪で10%低下すれば、食事療法の効果ありと判断されます。

1~2ヶ月食事療法を継続して、それ程効果が見られない場合は、薬物療法の適応と考えても良いでしょう。

1.食べ過ぎは禁止

食べ過ぎは、脂肪の過剰摂取を招き肥満の原因となります。1日に摂取するエネルギーを適正にすることが大切です。

これには標準体重から1日に必要なエネルギーを求め、過不足のないエネルギーを摂取することを心掛けましょう。

2.動物性脂肪脂肪の摂取をひかえる

動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれ、これはLDLコレステロールを増やしますが、植物性脂肪や魚類に含まれる不飽

和脂肪酸はコレステロールを下げる作用があります。動物性脂肪1に対し植物性脂肪や魚類の油を2の割合で摂ることをお

勧めします。

3.コレステロールの多い食品を避ける

コレステロール摂取量は、1日300mg以下が目安といわれています。

コレステロールに含まれる食品:バター、チーズ、生クリーム、肉の脂身、チョコレートなど

4.食物繊維を多く摂取する

食物繊維は腸管からのコレステロールの吸収を抑え、体外への排泄を促進します。

食物繊維の多い食品:野菜、豆類、海草など

5.アルコールやジュース類にも注意

アルコール、菓子、ジュース類は、摂りすぎると中性脂肪を高めますので、ご注意をください。